ベトナム

ベトナム・5月、全国のCPIは過去10年で最低水準

5月、全国の消費者物価指数(CPI)は前月比0.18%増となり、3月及び4月のCPIより微増であるが、過去10年の5月としては最低水準となった。

統計総局によると、2011年5月に比べると、CPIは8.34%増となり、2010年11月以来初めての1桁代の数値となる。また、去年末に比べれば、年初の5ヶ月間のCPIは2.78%増と低い水準に留まり、政府の年内の目標CPIである8~9%を確保できるであろう。

当月のCPI推移を振り返ってみると、食料、食品、住宅、建築資材のグループは大きく下がっており、他のグループはあまり増えていない。他に、金価格は前月比2.17%減、USDレートは前月比約0.06%増となっている。

この3ヶ月間のCPIの低い数値に対し、ベトナム経済の景気後退という悲観論もある。(原文