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[M&A] 復星集団、仏クラブメッドを買収

大手民間コングロマリットの復星集団(上海市)の香港上場子会社である復星国際(フォーサン・インターナショナル)は27日、生保大手の仏アクサ傘下のアクサ・プライベート・エクイティーと共同で、リゾート施設を運営する仏クラブメッドを買収すると発表した。 

復星国際は2010年6月、2億1,000万元(約35億円)を投じ、クラブメッド株7.1%を取得。その後、9.96%まで買い増し、筆頭株主となっていた。今回の買収提示価格は1株当たり17ユーロで、買収総額は5億4,000万ユーロ(約710億8,200万円)前後になるという。

2社による買収後も、ジスカールデスタンCEOは留任する。クラブメット株は上場を廃止する方針。

クラブメッドの中国進出は2003年。世界にある同社施設のPRや広西チワン族自治区桂林市など中国内で複数のリゾート施設を運営する。15年までには中国に少なくとも5カ所のリゾート施設を新設する計画だ。(NNA.ASIA