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大連民間経済好調、本年4ヶ月で1,440億元増加

大連民間経済好調 本年4ヶ月で1,440億元増加

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本年、遼寧省大連市の民間経済は業績を大きく伸ばしている。統計によれば、本年1月より4月までの大連市における中小企業を主体とする民間経済は1440億元の価値を増加、前年比で21.8%増加した。

本年1月より4月において、大連市民間経済による税収は133億元に達し、前年比で13.9%増加した。営業収入は4,802億元に達し、前年比で21%増加した。利潤総額は247億元に達し、前年比で19.4%増加した。固定資産投資は818.6億元に達し、前年比で24.45%増加した。第一四半期の統計により、工業系中小企業の価値は前年比30%以上増で、経済発展に大きく寄与していることが見て取れる。民間経済の固定資産投資のスピードも上がり、前年比で37%増加、一定以上の非公有企業の投資規模が大きく、質の高いプロジェクトに投資がなされている。

大連市の民間経済は数量および生産額の増加のみならず、品質面で大きな向上が見られる。本年第一四半期の利潤総額が前年比で23%増加したことは、持続可能な開発のための強固な足場となる。ブランド戦略の実行や戦略の刷新を通し、大連市中小企業の技術革新のスピードは加速し続け、技術革新力は大幅に強化されているとのことである。現存の企業技術センターは79件に達し、蓄電池や新エネルギー自動車などの一連の省エネ・グリーン製品が実用化され、巨大な技術革新を牽引し、市の科学技術促進への貢献率は70%に達している。

民間経済の開発は良い開発環境からの恩恵を享受している。大連市は本年を「中小企業支援年」とし、21項目の支援活動を強力に推進している。中小企業、とりわけ小規模マイクロ企業向けの政策を打ち出し、支援策や研修を実施し、企業の発展を後押ししている。さらに大連市は600社の主要民間中小企業を選別し、重点企業目録を作成し、その600社に無料で信用評価を与える。その上で、中小企業創業プロジェクトを実行し、国内外の市場を開拓する企業を、とりわけ企業の技術研究開発をサポートし、“オリジナリティ”を探究する道を進ませ、中核となる競争力を向上させようとしている。産業の転換と昇華を図り、戦略性のある産業を興すため、企業人を対象とした省エネの新技術などに関する無料研修を975回実施し、受講者は6万5千人にのぼる。