ベトナム
[ベトナム] 工業生産成長率5.4%
ハノイ— 一般統計局によると4月工業生産高は対前年度比5.4%の上昇にて回復の兆しを示した。
今月の工業生産は55兆5千億ベトナムドン(32億6千万米ドル)であり、年初4ヶ月間の総計は209兆ベトナムドン(123億米ドル)と推定される。同局一般経済統計部エコノミスト、グウェン・クアン・ハー氏が述べたところよると工業指標は回復の兆しを示しており更なる改善が見込まれる。
この回復はすべてのセクターで見られ、最大成長は民間セクターの9.1%、国営セクターが4%、外資直接投資セクターで3.1%の成長が見られた。原油生産は最大の成長でり38億2,800万トンにて29.3%増、液化天然ガス 33 %、タバコ 9 %、繊維 10 %、肥料10.6 %、洗剤 26 %、 鉄鋼32.3 %、建築用ガラス 61.8 % 、発電量 5.3 %増となった。2008年度の工業生産高14.6 %増に対し、2009年度の工業生産高目標は7.4%増である。
ハー氏が述べたところによると、政府の経済刺激策による国内市場の消費上向きが工業生産高の上昇をもたらす。一つは4%の低金利による事業支援に対し約10億米ドル、農業生産設備用の借り入れに対する100%の金利支援、農村地域における建設資材購入に対しては4%の金利支援を行う。
一般統計局によると、生産済み在庫額は減少し、1月の対前年度マイナス17.5%から2月にはマイナス164.6 %、4月にはマイナス152.3 %となった。2009年度の工業生産は残された月において過年度のように14-16 %の成長をもたらすであろうと述べた。(原文)