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中国・広東語の保護訴え1千人が公安と対峙
広州市で25日、地下鉄江南西駅の出口付近で広東語の保護を求める市民約1000人が公安と対峙する騒ぎがあった。26日付『りんご日報』『香港経済日報』によれば、集まった市民の多くは「80後」と呼ばれ、改革開放や一人っ子政策が施行された1980年以降に生まれた若者たち。
ネットで25日午後5時30分に広東語の保護を求める集会を行うと呼び掛けたところ、公安から「非合法の集会」として中止を言い渡され、発起人は集会の2日前に連行され事情聴取を受けたと伝えられている。それでも同日は多くの若者が自発的に集まり、「広東語を支持する」などと叫び、公安と軽くもみ合う場面も見られた。公安側は応援部隊を増員し、騒ぎはすぐに沈静化したが、駅周辺の交通は一時完全にまひした。同様の集会は香港でも8月1日に予定されているという。
広東語の保護をめぐっては、先ごろ広州市政治協商会議の委員がアジア競技大会に向け広州電視台の主要チャンネルを現在の広東語放送から普通話放送に切り替える提案を行い、市民が猛反発していた。(香港ポスト)