インドネシア
ジャカルタ特別州の道路進入規制について
世界の大気汚染指数を調査する民間組織『エアビジュアル』の調査で、ジャカルタが世界最悪を記録しました。それを受けて2019年8月1日、ジャカルタ首都特別州知事が大気汚染防止促進の為の指示66号を発令しています。指示の中では大きく7項目に分かれ将来的な指針が示されています。多くは2020年以降に10年以上経過した車両の利用登録不可や道路インフラ、公共施設の緑化などに関わる指針が示されています。
この指示を受けて、2019年8月7日、ジャカルタ特別州運輸局が車両のナンバープレートによる進入制限の拡大を発表し、8月12日より試験実施がされています。
2016年から実施されてきたこれまでの規制では、ナンバープレートの末尾の数字の奇数偶数によって分け、その日の偶数日/奇数日により侵入の可否が決められ、主として目抜き通り(Jl. Thamrin, Jl. Sudirman)を中心に9通りの道路のみで実施され平日午前6時から10時、午後4時か8時までとなっておりました。
新規制では、25通りの道路へ拡大しただけでなく、午後の規制時間を午後9時まで拡大しています。新規性は8月12日より開始され9月6日までは試験導入期間として、違反者に注意喚起のみとなっていますが、試験導入期間終了後は違反者に罰則を科すことも発表しています。また、これまで例外除外としていた高速道路出口隣接の道路も規制対象となっており、ジャカルタで移動の際には注意が必要です。