インドネシア
インドネシア・奢侈税について
インドネシアでは、VAT/PPN(付加価値税)共に、一定の商品については奢侈税がかかります。奢侈税とは、いわゆる『贅沢品税』であり、政府が贅沢品税と認める物品やサービスの引渡し・輸入に対してその価格に応じて課す税金です。PPN BM(PPN Barang Mewah) やLST/LGST(Luxury Sales Tax/ Luxury Goods Sales Tax)として税法上規定されています。
課税は1度のみのため、自動車新車の販売・輸入の際に課せられることとなります。そのため、贅沢品であっても中古品の販売等の場合には、奢侈税は課されません。税法上、税率は10%から200%となっており、物によって異なります。対象品を販売・又は輸入する際に通常のVAT/PPNと共にFaktur Pajakを発行しますが、事業に関係のない奢侈税はPPNの1種であってもVAT in-outの相殺には使う事が出来ません。
例えば自動車の場合には、定員数、駆動数、排気量、車種、ガソリン車か否か、ハイブリッド車は燃費などによって税率が異なります。
2019年から2020年にかけて、奢侈税の一部変更がありました。下記は主な物品の税率となります。
排気ガスの環境問題に対応する観点から、プラグインハイブリッド車・バッテリー電気自動車・燃料電池車の奢侈税は0%となっております。
アパートメントやコンドミニアムなどの300億ルピアを超える高級住宅には20%の奢侈税が課されます。