インドネシア
インドネシア・2020年の最低賃金の改定について
2020年1月以降の最低賃金について法令改正がありましたので、御案内致します。
インドネシアにおいては毎年9月から翌年の最低賃金について議論が開始され、労働組合などによるデモが活発化します。賃金引き上げ率は物価上昇率(インフレ率)、経済成長率を加味して決定され、2020年度は中央統計局調べで物価上昇率3.39%、経済成長率5.12%として、最低賃金決定に使用される賃金引き上げ率は8.51%となりました。(労働大臣通達2019年10月15日付回状No.B-M/308/HI.01.00/X/2019)これを受け、州・市町村が最低賃金を決定します。地域によっては州の最低賃金より高い市町村の最低賃金が決定されます。地区や業種によっては、さらに詳細な最低賃金の設定がなされる場合があります。
現在までに決定・発表されている主な州・県・市町村の2020年最低賃金は下記の通りです。
Jakarta首都特別州:4,276,349IDR(2019年:3,940,973IDR)
(2019年10月28日付ジャカルタ首都特別州知事決定121号:)
西ジャワ州:1,810,351IDR(2019年:1,668,372IDR)
(2019年11月1日付西ジャワ州知事決定No.561/KEP.920-YANBANGSOS/2019)
西ジャワ州内
Kota Bekasi : 4,589,708IDR (2019年4,229,756IDR)
Karawang : 4,594,324IDR (2019年4,234,010IDR)
バンテン州:2,460,997IDR(2019年2,267965IDR)
(2019年11月1日付バンテン州知事決定:No.561/Kep.305-Huk/2019)
バンテン州内
Tangerang:4,199,029IDR(2019年3,869,717IDR )
中部ジャワ州:1,742,015IDR(2019年1,605,396IDR)
ジョグジャカルタ特別州:1,704,607IDR(2019年:1,570,922IDR)