カンボジア
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カンボジア・投資市場の開放
過去10年間、GDP成長率9%を超える環境下で、カンボジアは多くの投資家の注目を集めている。投資家には下記の条件が適用される為、アセアン諸国において最も投資環境が整っている国の1つと言える。
- 為替管理の影響なし
- 投資利益の本国送金規制なし
- 外国人投資家とカンボジア人投資家の差別化なし
さらに、法人税は20%で、最長9年間の免税を享受することが出来る。外国人でも99年間の土地使用権を得ることができる上に、土地購入すら許可される場合がある。
多くのアメリカやヨーロッパの企業はすでに現地工場を保有している。カンボジア労働環境の利点の一つにきっちりと守られた労働者の権利を挙げることが出来る。この事実は外国優良企業を手抜製品等に原因を発する顧客ボイコットから防ぐ意味合いをもつ。
日本の投資家は2011年、75億ドルをカンボジアに投資したが、この金額は一昨年の約2倍に相当する。衣料品や繊維製品もそうだが、投資家の主な関心は食品加工、農業、観光、小売、輸送、天然資源開発等の産業である。
日本政府はカンボジア政府と協力し、タイとの国境付近に位置するシアヌークビル特別経済特区の発展に協力している。現在は主に繊維や観光産業で成り立っているが、近い将来新しい産業が成長しそうな状況である。(原文)