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[M&A] 上半期のIPO件数、10年で最多の44件
香港取引所(HKEX)で、上半期(1~6月)の新規株式公開(IPO)による新規上場銘柄は、直近10年で最多の44銘柄となったことが分かった。調達額は前年同期比約2倍の758億5,800万HKドル(約9,924億円)で、2011年以降では最高となった。29日付明報が伝えた。上半期のメーンボードでのIPO実施銘柄は38銘柄、成長企業市場(GEM)では6銘柄だった。
4月1日からIPOの新規定が実施されたこともあり、その前に駆け込み申請が殺到。第1四半期(1~3月)のIPO実施銘柄は23銘柄、調達額は460億HKドルで、いずれも同期の過去最高を更新していた。上半期に注目されたのは、香港島セントラルで人気を集める「マグナム・クラブ」など3カ所のナイトクラブの持ち株会社「マグナム・エンターテインメント」のメーンボード上場で、IPOの公募倍率は3,500倍を超える人気となった。
下半期(7~12月)は中国本土の北京汽車集団(BAIC)の乗用車部門・北京汽車、本土の自動車販売チェーン・広匯汽車服務、本土の航空大手・海航集団(HNAグループ)傘下の香港航空(ホンコン・エアラインズ)のIPO計画や食肉加工大手・万洲国際のIPO再開の可能性も浮上している。(NNA.ASIA)