香港
香港チリ自由貿易協定調印
香港とチリは本日付け(9月7日)で二国間自由貿易協定に調印し、今後の二国間での貿易並びに投資に関する協力における新たな第一歩を構築した。
財務司司長John Tsangとチリ大統領Sebastian Pineraは、商務及経済発展局Gregory Soとチリ外務省長官Alfredo Morenoによるロシアのウラジオストックでの調印式に立ち会った。
セレモニーでのスピーチで、Tsang氏は、チリは香港にとって親密かつ価値のある貿易パートナーである、と語った。当協定は今後の両国のパートナーシップを強化し、二国間経済の関係性を新しい段階に引き上げるプラットフォームとしての役割を果たす。
チリは香港からの製品に対する関税分類品目の88%における輸入関税を撤廃し、さらに三年間にかけて他の10%部分に関しても関税を撤廃していく予定である。
香港のサービスプロバイダーは市場アクセスに関しての法的保障とチリ市場における包括的なサービスに対する内国民待遇を享受することとなる。
香港の投資家はチリにおける特定の非サービス産業に対する投資に関しても内国民待遇における法的保障を享受することとなる。両国経済での投資フローを向上させるために、香港とチリは投資促進と保護においてより包括的合意に向けた交渉を行うことで合意した。
当協定はさらに、競争の促進、各国の政府調達市場に対するアクセスの構築、関税手続と環境保護における協力体制を強化するための規定も含んでいる。当協定は香港にとってチリ市場に対するよりよいアクセスを提供することとなり、チリ市場は中央/南アメリカ市場に対する入り口としての機能を果たすかもしれません。