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豚インフル「フェーズ4」、香港も警戒「厳重」に
メキシコと米国での豚インフルエンザの人への感染を受け、世界保健機関(WHO)は27日、インフルエンザの警戒水準を「フェーズ4(人から人への感染が増加)」に引き上げると発表した。特区政府はすでに26日、担当部署がそれぞれ対応する「警戒(アラート)」から、食物及衛生局長が総指揮に当たる「厳重(シリアス)」に対策レベルを引き上げている。香港国際空港ではモニターで旅客の体温を観察し、38度以上の高熱があり最近7日間に感染地域へ渡航した人には公立病院などでの診察を勧める。衛生防護センター(CHP)総監の曽浩輝・医師は、香港では抗ウイルス剤タミフルを2000万錠以上備蓄しており、症状が出たら医師の処方を仰ぐべきで、各家庭で同薬を常備しておく必要はないと述べた。(香港ポスト)