一般ニュース

日本人の失業男性が深センで職探し

9日付深セン紙は、日本で失業した日本人男性が深セン市で職探しをしている様子を報じた。記事によれば、男性は日本の電気機器メーカーで非正規従業員として勤務していたが、昨年10月に解雇され、住んでいた寮からも退去させられた。解雇前の手取り月給は米ドルにしてわずか700ドル。蓄えもなく、現在は珠江デルタで中国人が経営する工場などを回り就職活動をしている。男性は面接時に「技術もあります。なんでもします」と語り、人事担当者から条件を聞かれて「とにかく仕事が欲しい。あとは食事ができて、住む所があればもう十分」と答えたという。記事には、「これは極端なケースだが、つてを頼って来る日本人の失業男性は明らかに増えている」として、1週間深センで就職活動をしたが言葉が通じず、あきらめて帰国した日本人技術者もいると記されている。10日付『文匯報』が伝えた。(香港ポスト