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香港海外直接投資受入れ額が世界第3位
国際連合貿易開発会議が今日(2011年7月27日)発表した2011年世界投資報告書によると、香港の外国からの直接投資受入額が世界第3位となった。記者会見で、投資促進部のSimon Galpin長官は、2008年世界第9位、2009年第4位と飛躍し今年は初めて世界第3位となった、と語った。
香港は前年比31.5%増加の689億ドルの直接投資額を受け入れ、中国につづき13年連続でアジア第2位なっている。香港が現在までに受け入れた対外国直接株式投資額はアジアで最高位となっており、1兆ドルを超え、アジア全体の30%となっている。1990年時点での対外国直接株式投資額は約2020億ドルであった。
今後の予測としては世界的な金融危機の回復が遅れたとしても5%増加の1.2兆ドルに達するとしている。香港の安定的に成長する経済が外国投資を呼び込んでおり、昨年度は中国本土、香港、ブラジル、ロシア、シンガポール、サウジアラビア、インド、メキシコ及びインドネシアで全外国投資額受入れ額の32%を占めた。
Simon Galpin氏によると、香港はアジアの中心であり、中国本土の玄関口に位置いること、世界経済の関心が東に移動していることの恩恵を受けている、と語っている。国際連合貿易開発会議によると直接投資額は発展途上であるアジアにおいて増加することが予想されている。アジア地域の国ではより有効な投資環境に整備するために、経済統合に向けた努力を続けている。先進国については、今年度の上半期の国際連合貿易開発会議による予備データでは外国直接投資を徐々に強めていくことを提案している。(原文)