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香港・8月のCPI伸び率3.7%、大幅に上昇

特区政府統計処が9月20日に発表した8月の消費者物価指数(CPI)伸び率は前年同月比3.7%で、7月の同1.6%に比べ大幅に上昇。公共住宅の家賃免除措置が影響した。政府の一過性の措置による影響を除いたCPI伸び率(基本物価上昇率)も同3.7%で、7月の同4.2%より低下。主に家賃と海鮮価格の伸び幅縮小による。

項目別では、住宅の同5.2%、外食の同5.2%、食品(外食含まず)の同5.2%が最も大きかった。次いで光熱費が同3.6%、衣類・靴が同2.8%、交通費が同2.1%、その他サービスが同1.8%、その他商品が同1.2%、それぞれ上昇した。一方、耐久品が同1.3%低下した。また1~8月のCPI伸び率は前年同期比で4.2%だった。政府スポークスマンは「CPI上昇の主な理由は公共住宅の家賃免除が今年は7、8月だが、昨年は8、9月だったことによる。食品価格と家賃の伸び幅縮小で基本物価上昇率は低下した。だが世界の潤沢な流動資金を背景に国際商品価格と食品価格が最近上昇に転じ注視している」とコメントした。(香港ポスト