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1月のCPI伸び率3.6%、インフレ進む

特区政府統計処が21日に発表した今年1月の消費者物価指数(CPI)伸び率は前年同月比3.6%で、2010年12月の同3.1%より拡大した。減税措置など政府の景気刺激策を加味しないCPI伸び率(基本物価上昇率)は同3.5%で、2010年12月の同2.8%から拡大。項目別では、食品(外食含まず)の同8.2%が最も大きかった。次いで光熱費が同7.0%、衣類・靴が同5.0%、その他商品が同3.6%、外食が同3.3%、交通費は同3.2%、住宅が同3.0%、その他サービスが同2.7%、それぞれ上昇した。一方、耐久品は同2.5%低下した。

政府スポークスマンは「CPIが前月に比べさらに上昇したのは、食品価格と住宅家賃の上昇が反映されたため。また2010年は旧正月が2月半ばだったが今年は2月初旬だったため、1月は一部物価の上昇が早かった」と指摘している。(香港ポスト