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海南島でミニバブル、一部で資金引き上げも
海南省の主要都市、海口、三亜の両市は18日、不動産価格の上昇が中国一になったが、不動産市場に流入した投機資金が、14日の春節(旧正月)元日を機に一斉に撤収を始めたとの見方が出ている。『広州日報』などが伝えた。海南省は、中国政府が1月、国際的なリゾート地に開発すると宣言してから、内外から資金が一気に流入した。しかし、『広州日報』によると、三亜市の高級マンション「鳳凰島公寓」は、デベロッパーの春節の売り出し価格は1平方メートル10万元に上るが、一部の投資家の中には1平方メートル当たり5万元以下で手持ちの物件を売り出したケースもある。オーストラリアで不動産業を営むある華人もその1人で、2物件のうち1つを手放すことにした。記者が「値上がりするまでどうして待たないのか」と尋ねると、「近い将来、もっと値上がりする可能性はない。デベロッパーは9万元とか10万元とか言うが、どれもホラだ」と話している。海南省改革発展研究院の遅福林・院長によると、海南島の不動産市場は短期的なバブルが起きている。「『国際リゾート島』の考えで、多くの人が熱に浮かされている。三亜の高級物件の価格は実需とはかけ離れた虚構だ」と話している。(香港ポスト)