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広東省の6月自動車輸出、低迷に底入れ感

広州税関はこのほど、2009年6月に広東省の港を経由して輸出された自動車が前年同期比22%減の3100台となり、マイナス幅が同年1月の51%から大幅に縮小したと発表した。前月比では19%増加しており、輸出の低迷に回復が見られ始めた。中国新聞社が23日までに伝えた。業界関係者によれば、自動車輸出税の還付率引き上げなどの輸出支援策が奏功した。また、世界の自動車メーカーが研究開発の拠点を徐々に中国に移し始めていることも輸出にとって追い風だ。「中国市場向けの車を現地で生産する」といった外資系メーカーのこれまでの概念が、「まず活況な中国市場に新車種を投入し、その反応を見て全世界に向けて販売する」といった戦略に徐々にシフトしつつあるという。(香港ポスト