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財政予算案、雇用創出を最優先に【香港—経済】

2009/10年度財政予算案が25日、立法会で発表された。米国発の金融危機で香港経済も衰退を避けられず、09年は2〜3%のマイナス成長を予測。曽俊華(ジョン・ツァン)財政長官は域内総生産(GDP)の2.4%に当たる399億ドルの赤字予算を組んだ。最優先課題として雇用の創出を挙げ、16億ドルを投じて今後3年間で約6万2000人に就業とインターンシップの機会をつくる方針だ。個人所得や利息にかかる税金の還付は08/09年度の納税者1人につき6000ドルを上限とし、約140万人が対象となる。例えば、年収10万8001〜20万ドルで470ドル、同20万〜30万ドルで2200ドルが戻ってくる計算。最高6000ドルの還付を受けられるのは年収90万1ドル以上。この予算案では「2009日本香港観光交流年」にも言及し、日本のシルバー世代向けなど、多種多様なニーズを満たす旅行商品の開発を提案している。(香港ポスト