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[NNA Q&A] 香港法人経由の中国進出の メリットとデメリットについて
相談者:開発・販売関連(東京)
香港現地法人設立して中国に進出する場合のメリットとデメリットについて弊社は中国進出を計画していますが。進出する分野が情報セキュリティであるから、中国現地企業や官庁がこの手の海外製品を敬遠しているようです。また、政治・地勢リスク回避(反日や製品不買)したいこともあり、香港に現地法人を設立して、香港の法人として中国国内に現地会社を設立或いは出資の形で中国国内に進出しようと考えています。このような場合は中国国内に設立した法人は日本の外資企業と見なされるでしょうか。
この場合のそれぞれのメリットデメリットを教えて頂きたいです。
香港法人経由の中国法人設立ですが、出資者は香港法人であり、日本から直接出資した場合と同様に外資企業の扱いを受けます。
統計上などでは香港からの投資された外資企業に分類されますが、ご質問にあるような実質的な取扱いは、日本の外資企業とみなされると思います。
香港法人経由のメリットですが、
- 香港税制の享受(低税率、受取配当金非課税、キャピタルゲイン非課税等)
- 外国為替管理の自由さ
- 商法や登記変更手続きの簡便さ(将来、香港法人ごと売却することができる)
などが挙げられます。
デメリット・注意点としては、日本のタックスヘイブン対策税制の存在や日中租税条約による優遇がとれない等が考えられす。
タグ: 設立