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[NNA Q&A] 現地法人設立のメリットとデメリットについて
相談者:製造関連(日本)
弊社は現在香港に100%出資の現地法人を持っており、将来、広東省に工場の設立も考えています。
- 香港現法の来料工場を設立
- 弊社(本社)100%出資の独資の現地法人を設立
の2つの選択肢を考えていますが、この場合のそれぞれのメリットデメリットを教えて頂きたくメールしました。
また、来料工場とはどういうもので、どういう制限があるのかもご教示下さい。
一般にいわれる来料加工のメリット・デメリットは次のとおりです。
メリット:
- 中国内に多額の資本金を投下して法人を設立する必要がない。
- 設立段階での手続きが比較的簡単
- 設備と原材料の輸入について関税、増値税が免除
- 工場運営も比較的身軽にできる
デメリット:
- 中国国内販売ができない(原則として、製品加工後は全て輸出)
- 国内で調達した部材、水道光熱費などの増値税の還付ができない
- 法的な位置づけが不明瞭(将来の取扱いも予測できない)
- 資金のやり取りが不透明
意思決定の第一段階としては、中国国内販売の有無から検討してみてください。