[NNA Q&A] 会社設立に関して

相談者：コンサルティング業（大阪）

1. 中国国内で会社設立する場合、コンサルティング業等の形態では、最低資本金の積み上げは10万元でしょうか？知り合いに確認したところ（半年前）50万元必要だろうとの事です。あるいは、さらに近い将来、緩和される可能性はあるのでしょうか？それは、いつ頃と予想されますか？
2. 香港で法人設立し、この本店の日本営業所として登記届けすると屋号の株式会社が設立できると思うのですが、同じように上海地区で中国法人の登記届けはできないのでしょうか？つまり本店は香港、その営業所として日本、上海の法務局へ届ける方法です）・・・香港やシンガポール等の華僑の方の会社の中国国内での営業活動（会社設立方法）はどうされているのでしょうか？良くない例かもしれませんが、友人の日本へ帰化した中国人の方で、現在上海で手広く貿易業をされて中国国内の弁護士さんと相談されて有限公司を安価で設立されています。こういった例はどう説明したらよいのでしょうか？
3. 中国国内の法人設立は自分自身で役所で設立手続できないのでしょうか？代行を頼むとしたら、普通どのくらいの費用がかかるのでしょうか？日本だと行政書士さんに頼むのが一般的ですよね。

1. 中国の会社法では、コンサルティング業で最低資本金10万元（製造業で50万元）とされていますが、これはあくまで中国国内資本が前提ですので、外資企業の場合は別途制約があります。
   たとえば、シンセン市では、外資企業のコンサルティング会社は10百万HK$からとなります。
   現在、外資企業への投資緩和の流れにあることは間違いありませんが、それでも中国国内資本の基準以下なることは考えられません。
2. 外国企業の中国国内での支店設立は現実的は厳しいです。駐在員事務所はよくあるケースですが、「営業活動」ができません。
3. これは会計士・弁護士事務所、コンサル会社などで費用は全く違います（サービス内容も異なる）ので、直接コンタクトされてみてください。設立業務の特別なライセンスは必要でないので、個人でできないことはないと思います。ただし、多数の書類作成とかなりの役所を回る労力が必要ですが、それ以上に、後で問題とならないような法知識やノウハウが重要と思います。

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