ベトナム 一般ニュース

ベトナム・M&A事情

2010年、ベトナムでは金融業界と産業セクターにおいてベトナム企業が買手となる大型のM&A案件が控えている。

2009年は世界的に見て案件ベース、価格ベース共にM&Aは減少傾向にあった。2009年は$1630Billionで2008年比39.2%減だった。一方案件は30,830件で10.4%減だった。しかし2009年の後半からM&A案件が増えつつある。これまでのベトナムのM&A案件は殆どが規模、金額共に小さかった。大企業による大型案件は戦略的パートナーを選択する難しさから殆どなかった。

昨年ベトナムでは金融業界で大型のM&Aがあった。2009年7月、the Bank for Investment and Development of Vietnam (BIDV)がベトナム企業のIDCCを100Mで合併すると発表した。同じ年、IDCCはカンボジアの銀行であるPIBを買い取りthe Bank for Investment and Development of Cambodia.を設立した。

専門家によると、2010年のM&Aは世界経済の回復、政府の政策、投資家の戦略次第であるが2009年より規模が大きいM&Aが増加する。韓国錦湖アシアナグループは1月5日にリストラの一環で資産の一部を売却するが韓国だけでなくベトナム、香港が買手となる。

以前はM&Aというと外資企業がパートナーによるものと思われていたが、それは変化した。統計によるとベトナム企業がベトナム企業を買うM&A案件の数は全体の40%に上る。一方でベトナム企業が外資企業を買う案件は4.62%ある。

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