インドネシア ビザ査証

インドネシア・入国規制とVISAについてのアップデート

2023年6月10日付の外務省規則(82号)が発行され、移動規制が緩和・撤廃されています。これまで、インドネシア国内長距離移動やインドネシアへの入国の際には、2回以上のワクチン接種が必要とされ、インドネシア保健省アプリのSatu Sehatの利用が義務付けられていました。本規則により、インドネシア国内長距離移動やインドネシアへ入国する場合においては、Satu Sehatのダウンロードや私用、ワクチン接種の義務は課さない事となりました。執筆時点では、VISA関係の申請おいては、ワクチン接種証などを求める運用が続いておりますが、今後、これらも撤廃となる見込みです。

また、2023年5月30日付け法務人権省規則19号の発行で国内コンバート用E-visaが撤廃される見込みです。VISA取得のE-visa(入国VISA/Teles)においては、DN表記のコードとして国内コンバート用E-visaの発行が認められていました。既にインドネシア国内に居る外国人が新たに就労VISAを取得する場合に国内コンバート用E-visaとしてDNの表記のあるE-visaを取得することでインドネシアから出国することなく新たなVISA取得が出来ておりました。これらは、新型コロナウィする感染拡大に伴い、国を跨ぐ移動が困難であることを見越して特別に規則で導入した経緯があります。このたび、大統領のエンデミック発表に伴い、国外への移動規制を緩和したことに伴い、新型コロナウィルス禍の特別規則が取り消され、その結果、国内用E-visa規定も取り消されることとなりました。今後、上記規定に代わる法令が出されるか否かは現時点では明らかではなく、今後の動向に注意が必要です。

アップデートが無い限り、VISAの種類変更のプロセスには出国が伴うものとして準備をする必要があります。