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[Q&A] 非居住者に対する「源泉徴収」の意味
Q. 中国の客先へ日本から技術者を派遣しています。客先が弊社の技術指導料を支払う際に行う「源泉徴収申告」とは具体的にどこへ(税務局?)いつ、どの様なこと(書面の提出)をおこなうのですか。この場合の源泉徴収の言葉の意味を教えてください。
記事の内容は、法規定の変更などにより、現在の状況と異なっている場合がありますのでご留意ください。
A. 国際課税の基本的な概念に、「居住地国課税」と「源泉地国課税」がございます。
今回の技術提供の場合、御社は中国に恒久的施設がないため、居住地国課税(企業所得税25%)は適用されません。しかしながら、所得の源泉が中国であるため、源泉地国課税(企業所得税10%)が適用されます。
このように、非居住者に対しては源泉地国課税による源泉徴収が行われます。
源泉徴収では、負担者は非居住者(御社)ですが、源泉徴収義務者は中国の客先になります。よって、客先が御社に代わって税金を申告・納付することになります。
源泉徴収義務者は、契約の締結から30日以内に源泉徴収登記、源泉徴収から7日以内に納税します。
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