中国 一般ニュース
中国・インターネット知的財産権紛争調停マニュアルの発布
インターネット環境における知的財産権の法的保護を強化し、社会矛盾をよりよく解決するため、中国インターネット協会調停中心は、知的財産権紛争を解決する際に業界団体としての能動的な役割を十分に発揮し、インターネット知的財産権紛争調停の仕組みを積極的に研究、構築し、北京市高級裁判所及び北京市の各級裁判所からの指導と援助を受けた上で、一連のインターネット知的財産権紛争調停に関する規則、制度を制定し、≪インターネット知的財産権紛争調停マニュアル≫(以下、≪調停マニュアル)という)を作成した。
≪調停マニュアル≫は2012年1月13日に正式に公布され、かつ2012年2月1日より施行される。インターネット企業は中国インターネット協会調停中心のサイト(http://tj.iscu.cn/)からダウンロードしたり、あるいはここから直接ダウンロードすることができる。
≪調停マニュアル≫はインターネット紛争調停の性質と実践内容、紛争調停管理制度、裁判所委任調停の仕組みと調停業務の規範的文書の四つの部分から構成され、内容は当事者告知方法、裁判所と調停中心との間の案件送致の流れ、紛争調停の流れ、各種紛争の解決仕組み、調停書類、調停者チームの育成等の多方面にわたり、訴訟と非訴訟との間の知的財産権紛争解決仕組みをさらに整備した。
≪調停マニュアル≫の制定と発布は、調停業務の順調展開、調停業務の規範化レベルの向上及び迅速な紛争解決経路の構築及び指導に対して促進作用と模範作用を備えている。(原文)