珠江デルタ、金融引き締めで倒産の波も

珠江デルタでは金融引き締めなどで製造業の経営環境は２００８年の金融危機以上に悪化しているもようだ。

１４日付『星島日報』『文匯報』などによると、中小企業はすでに労働コストや原材料価格の上昇、人民元相場の上昇によって経営環境が悪化していたのに加え、最近の金融引き締めによって資金調達コストが上昇。以前は利益率１０％だったというアパレルメーカーは昨年１０月から利益が低下し現在では５％という。さらに東日本大地震による材料供給不足で減産となったり、欧米経済の低迷で受注が増えないなど、状況は金融危機時より厳しいという。東莞市などでは資金難のため下半期には倒産の波が訪れるともいわれている。（香港ポスト）