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深セン在住香港人、物価上昇で回帰の動き
給料の高い香港で働き、物価の安い深セン市に居を構える香港人も多いが、中国本土での急激な物価上昇によって最近では香港に戻って暮らす人が増えているもようだ。28日付『星島日報』などによると、9月の本土の物価上昇率は3.8%に達するなど生活コストは大幅に上がり、スーパーなどで販売される米、卵、食用油といった生活必需品の価格は深センより香港の方が安いことも多くなってきた。
例えば同レベルの米1袋の値段は香港が45ドル、深センは42元(香港ドル換算では約49ドル)だった。深セン羅湖区で暮らして7年になる香港人男性は居住していた不動産を売り、来年旧正月に家族と香港に戻って暮らす予定だという。「以前は100ドルを人民元に換金すると116元だったが、今は85元にしかならない。物価も約2倍に上がり、暮らしは楽ではなくなった」と語った。一方、生活必需品の価格が逆転したことで香港に食料品や洗剤、トイレットペーパーなどを買いに来る深セン人が増加傾向にあるという。(香港ポスト)
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