M&A

[M&A] 神州数码とSJIとの戦略提携

デジタル・チャイナ・ホールディングス(“神州数码”)とSJI(JASDAQ上場)との戦略提携で中国・日本の市場を共同開発。

2009年11月04日、中国最大手のITサービス業者のデジタル・チャイナ・ホールディングス(“神州数码”、香港上場。以下、“DCH”)は、子会社の神州数码软件公司(以下、“DCS”)と中王科技(以下、“KT”)2社を通じて、JASDAQに上場しているITシステム開発業者の株式会社SJIの株式をそれぞれ23.65%と6.96%取得することを発表した。

そして、同社のストック・オプションを2010/6/16と2011/12/25までに実行すれば、各子会社がそれぞれ30.81%と10.07%を保有することが可能となる。今回の買収金額はHK$2.42億(約27.8億円)である。

その代りとして、DCS社は子会社の神州数码通用软件(DGT Information Systems Limited、以下、“DGT”)の全株式を年内にSJI社に譲渡することを決定(その譲渡対価は未定)。

一方、同日にJSI社は“第3者割当増資”を発表し、その金額は36億円に上る。

増資後で、“神州数码”(DCH社)が子会社を通じて筆頭株主になる。(増資後:DCS社=23.65%がトップ・シェアとなり、KT社の持ち株6.96%が3番目。会社の代表取締役李堅氏のシェアが10.13%から7.03%になる。)

資料出所:

  1. DCH社のホームページ(プレス・リリース)より。
    1. 2009/11/04 日付、表題:“神州数码与SJI组成策略性联盟 共同开发中日市场业务”(中文)
  2. 株式会社SJIのホームページ(IR情報)より。
    1. 2009/11/04日付、表題:“株式会社SJIと聯想ホールディングスの主要企業であるデジタル・チャイナ・グループとの業務提携及び同グループ出資会社の子会社化に関する基本合意について
    2. 2009/11/04日付、表題:“第三者割当による新株式発行及びその他の関係会社及び主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ