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[Q&A] 香港税務署へ提出の個人所得税の申告書を入手方法について

Q. 香港税務署へ提出の個人所得税の申告書を入手したいのですがどのようにすれば入手出来ますでしょうか?

A. まず一般的に、会社の従業員の方々については、通常会社(雇用主)が従業員雇用日から90日以内に、香港税務局規定のフォームIR56Eを税務局より取得し、必要事項を記入、記入後のIR56Eに当該会社の責任者(取締役他)の方が署名の上、香港税務局に提出する必要があります。

これによって、該当する従業員の方に対する給与所得発生が予見されますので、以降毎年4月初頭に会社側にフォームBIR56A&IR56B(Employer’s Return)が発行され、会社はBIR56A&IR56Bに漏れなく必要事項を記入し、発行日から1カ月以内に提出する必要があります。

通常であれば、これで香港税務局は個人に対する課税権を認識するため、5月上旬に個人宛にフォームBIR60(Individual Tax Return)を発行してきますので、当人はBIR60発行日から1カ月以内に個人所得を申告、その後同年の9~11月頃に納税請求書が発行されてきますので、その納付期限に従い、納付して頂くこととなります。

次に、万が一会社が上述手続を怠っているなどが原因でBIR60が発行されてこない場合であっても、個人として課税所得収入がある場合は、当人として、BIR60を取得し申告納税する義務がございますので、該当する年度末(税年度は4月から翌年3月となります)から4カ月以内に、その旨を書面にて通知する必要があります。

当該書面に記載すべき事項は、①当人の氏名、②香港身分証番号、③現住所(申告書や納税請求書送付先)、④日中連絡が取れる電話番号(携帯番号)、並びに⑤現在勤めている会社の会社名と商業登記番号、となりますが、定型のフォームIR6167(添付ご参照)にてBIR60を発行してもらえるよう、依頼することも可能です。