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空前の美術品投機ブーム、不動産と株の低迷で
『明報』は28日、中国では不動産や株式市場の低迷を背景に、美術品に対する投機熱が高まっていると伝えた。中国での美術品購入熱が高まり始めてから既に数年がたつが、2011年は不動産と株式の不振を背景に、美術品の投機に向かう資金が増えている。中国の伝統的な書画、著名画家の油絵、明朝、清朝時代の骨董品の花瓶など、これまでにない高値を付けている。オークション業界の関係者は、美術品は既にバブル状態がだが、中国には他に投資のチャネルが少ないため、当面は続きそうだ。北京でこのほど行われたオークションでは、中国の著名画家、傅抱石(1904~1965)の作品「毛主席詩意冊」が2億3000万元の高値で競り落とされ、秋の中国のオークションで最高を記録した。出品者は06年に1600万元で購入しており、わずか5年で価値が14倍に上昇したことになる。(香港ポスト)
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