カンボジア カンボジア

カンボジア・汚職問題

世界的に見てもカンボジアの汚職は酷く、多くの国民は公共サービスを受けるにも賄賂を支払わなければならないケースが多く存在する。汚職ランキングでは174カ国中157位に位置し、東南アジア地域では最も順位が低い国の一つになる。
この汚職問題がビジネスの発展を阻害すると専門家は指摘している。
賄賂を支払って受注したとしても透明性の高いビジネスを遂行することは困難になるからである。

近年、シリア、チュニジア、リビア等で汚職問題による反乱が起こり、現在でも政権が混乱状態である。これらの国々の汚職ランキングはカンボジアよりも良好であるが、それでも反乱が起こった。現時点で反乱が起こる可能性は少ないと見られているが、貧困や人権侵害、また少数の富裕層の躍進が政治腐敗と結びついていることを知れば、国民は立ち上がり汚職問題と戦う日が来るかもしれない。(原文