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失業者増加で珠江デルタの治安悪化懸念【華南—社会】
春節(旧正月)明けに出稼ぎ労働者が大挙して広東省に戻って来たが、その多くがいまだに職を見つけられないでいる。東莞市の香港系企業の中には旧正月連休中に強盗に押し入られそうになった工場もあり、失業者増加で珠江デルタの治安悪化が懸念されている。広州市公安局の予測では、旧正月明けの広東省全体の求職者は260万人で、うち40万人は仕事にありつけなければ1週間ほどで所持金を使い果たしてしまう。東莞では昨年10月に金融危機の影響で工場倒産やリストラの嵐が吹き荒れた後、失業者が犯罪に手を染めるケースが急増したこともあり、香港系企業の間では警備を強化するなど自己防衛の動きも広がっている。9日付『香港経済日報』が伝えた。(香港ポスト)