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家賃相場、97年を超え過去最高に

11日付香港各紙は、賃貸住宅の賃料が1997年のピークを超え、史上最高値となったと報じた。これは不動産代理大手の利嘉閣地産(リカコープ)が7月の賃貸契約の成立状況を発表したもので、同社が指標としている50カ所の団地の1平方フィートあたりの平均賃貸料が22.33ドルになり、今までの最高だった97年の22.2ドルを超え、最高値を更新したという。

50カ所の団地のうち最も上昇幅が大きかったのは大角咀の港湾豪庭で、1平方フィートあたり22.8ドルで、前月より6.5%も上昇している。利嘉閣地産研究部の周満傑氏は、「世界の経済状況が悪化し、住宅の売買取引は落ち着いてきているが、自身が住むための賃貸の相場は上昇傾向にある。この先数カ月は毎月1~2%ずつ上がっていくだろう」と予測している。(香港ポスト