シンガポール ビザ・就労関連

シンガポール・初めて社員を採用するときの注意点

採用プロセスの概要

求人情報の公開

外国人を雇用する場合、フェアコンシデレーションフレームワーク(FCF)に基づき、求人情報を政府運営のジョブポータル「MyCareersFuture.sg」に最低28日間掲載し、シンガポール人及び永住権者の応募者では要件を満たせず外国人を雇用する必要があることを確認するプロセスを踏む必要があります。

特定条件(例: 月額給与が20,000シンガポールドル以上など)ではこの要件が免除される場合があります。

オンラインアカウントの取得

MOM(Ministry of Manpower)やCPF(Central Provident Fund)などの手続きはオンラインで行われるため、法人はCorpPass(企業向けオンラインアカウント)を取得する必要があります。

ビザの申請

外国人を雇用する場合、適切な労働ビザ(EP、S Passなど)を申請します。申請はMOMのオンラインポータルを通じて行います。EPは専門職や管理職向け、S Passは中級技能職向けのビザです。

注意点

  • 法的要件: 採用する法人がACRAに登録されていること、CPFへの登録が必要であることを確認します。通常は、会社設立されていれば、可能です。
  • 給与基準: MOMが定める最低給与基準を満たす必要があります(例: EPの場合、最低給与は月額5,500シンガポールドル以上)。
  • 雇用法の遵守: 労働時間、休暇、福利厚生など、シンガポールの労働法を遵守する必要があります。
  • 外国人雇用に関する規制

FCFに基づき、外国人を雇用する前にシンガポール人や永住権保持者の雇用を検討する義務があります。これを怠ると厳しい罰則が科される可能性があります。

(注)最新の規定や条件はMOMおよびICAの公式サイトで確認してください。