本土進出、先行実施を汎珠江デルタに拡大

梁振英・行政長官は１月１６日に発表した施政報告（施政方針演説）で、香港と中国本土の経済関係について広東省との協力関係の拡大・深化を示した。香港のサービス業を進出させる広東省での先行実施政策を全面的に実施するほか、梁長官は昨年１２月に職務報告で北京に赴いた際、先行実施の範囲を広東省から汎珠江デルタ（本土の９省・自治区と香港・マカオで構成）の他の省・自治区に拡大するよう求めたという。中央からは前向きな反応が得られ、関係部門や各省・自治区との協議を始める考えだ。また大珠江デルタ商務委員会を香港・本土経済貿易協力諮問委員会に改編し、機能を拡大して本土のすべての地域をカバーできるようにするという。（香港ポスト）