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[M&A] 中国の海外M&A、日本抜き今年アジア1位へ
米トムソン・ロイターによると、今年に入ってから11月中旬までに中国企業が海外で実施した買収・合併(M&A)案件総額は562億米ドル(約5兆7,000億円)だった。前年同期の621億米ドルからは9.5%減少したものの、同期の日本の407億米ドルを抜き、通年でもアジア最大となる見通しとなった。日本は3年ぶりに首位から落ちることになる。
11月中旬までに中国企業が行ったM&Aの業種別では、資源・電力分野が全体の44.1%と、5年前の52.3%から8.2ポイント低下。一方、金融分野は14.4%を占め、5年前から66%増加した。
中国企業による今年最大のM&A案件は、食肉大手の双匯国際控股(河南省ラク河市、ラクはさんずいに塁、双匯国際)が買収した米スミスフィールド・フーズの71億米ドル。
業界関係者によると、中国企業の海外M&Aは、資源関連から食品、銀行までと範囲が広がっている。来年も大型企業を中心に金融や医療ヘルスケア、科学技術の分野で海外でのM&Aが増えると予想される。現在はM&Aの主体が従来の国有企業から民間企業に変化していることも特徴という。(NNA.ASIA)
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