インドネシア
インドネシア・車両ナンバープレートについて
インドネシアの車両のナンバープレートについて解説します。
インドネシアの車両ナンバープレートは、色、アルファベット、番号によって、サイズによって、識別されています。ナンバープレートの期限は原則5年で、更新時には車両税の支払い滞納や罰則滞納の有無が確認される。
プレートの色
黒地に白字:旧ナンバープレートで2022年6月に新規発行を廃止。有効期限までは有効となる。
白地に黒字:新ナンバープレートとしてナンバープレート更新の際に発行される(個人名義・法人名義等を問わず)。
黄色地に黒字:公共交通機関車両(税制が通常車両と異なります。)
赤地に白字:政府機関(公務員)
その他、白地に青文字(外交団)、緑色地に黒(自由貿易域内のみの車両)などが存在する。また、ナンバーの下部分に青い色ラインがあるものは、電気自動車であり偶数奇数道路規制の免除や税の減免の優遇が受けられる。
アルファベットと番号
アルファベットは登録地域を表記している。例 B:Jakarta, Bekasi, Depok, AB : Yogyakarta, DK : Bali, L: Surabaya, D : Bandung, F : Bogor 等々。あくまでも登録場所による表記のため、インドネシアでは車両価格が地方によって異なる事が多く、Jakartaでの購入が地方より安いことから、地方でもB(Jakarta)ナンバーの車両が多く走行している現状がある。
番号は番号レンジによって車両の種類を表記している。例:1-1999:乗用車、2000-6999:バイク、7000-7999:バス、8000-8999:貨物車、9000-9999:その他特殊車両等
なお、中古車両の売買の際、所有者登録を変える際には、ナンバーが変更となる。更新の際には、番号は変更とならない。
サイズ
バイクは、250ミリx105ミリ、四輪以上は395ミリx135ミリとなり、厚さは1ミリ(政府関係車両の場合は別途より厚い場合もあります)。なお、路上では複製業者が多々存在するが、実質黙認されている。
また、政府高官用の特別なものも存在する。例: Indonesia 1 / RI 1: 大統領、R2:副大統領、R3:大統領夫人、R4:副大統領夫人、R5:MPR(人民協議会)議長、R6:DPR(国会)議長、R7:DPR(国会)副議長、R8:最高裁長官、R9:憲法裁判所長官、R10:会計監査員長官。
なお、車両を保有する者には所有者証(Surat/Sertifikat Milik)と車両登録証(STNK)が発行される。STNKは駐車・駐輪場や計算検問などにおいて確認されることがあることから、携帯する必要があり、特に車両をレンタルする場合などは、鍵と共にSTNKを利用者に渡す必要があります。