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中国産大型旅客機、航空展で話題に
アジア最大級の航空産業展示会「アジア国際航空宇宙エキスポ(Asian Aerospace International Expo and Congress 2009)」が8~10日、アジアワールド・エキスポで行われた。主催者によれば、今年は世界28カ国・地域から356社が参加した。期間中、中国初という国産大型旅客機「COMAC919(C919)」の模型に注目が集まったと香港各紙が伝えている。中国商用飛機有限責任公司が手掛けるC919型機は白い機体にメーンカラーとして青、グリーンを使用。グリーンの尾翼にはC919の白い文字が付いている。同社によれば、C919型機はボーイング社やエアバス社が造る同サイズの旅客機に比べ生産コストが低く、737型機とA320型機よりも燃料が15%節約できる。また排ガスを50%削減でき、座席にもゆとりがあるという。現在、エンジン生産について英ロールス・ロイス、米GE(ゼネラル・エレクトリック・カンパニー)、米ユナイテッド・テクノロジーズ・ビルディング・システム傘下のプラット・アンド・ホィットニーら4社と交渉中。サプライヤーは年内に決まる見込みだ。2014年にテスト飛行を行い、16年に運航ライセンス取得後、3大国有航空(中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空)のいずれかに納入することを目指している。(香港ポスト)