中国 一般ニュース

交通運輸部、路線バスなど公共交通の発展プラン

交通運輸部は「交通運輸十二五(第12次5カ年計画、2011~2015年)発展計画」を発表した。路線バスを中心とした公共交通機関の発展に注力する方針で、バスメーカーにとっては成長の追い風になると期待が高まっている。中国の各メディアが伝えた。

計画によれば、十二五末時点での国内の道路総延長距離は450万キロを目標とし、このうち高速道路が10.8万キロ、2級以上の主要幹線道路が65万キロ、農村部の道路が390万キロとした。人口20万人以上の都市カバー率は90%超を目指す。都市部では、中大型高級バスの保有比率を40%超に引き上げるほか、全国30都市をモデル都市に選定し、スムーズな運行やサービス向上に役立つスマート交通システムの樹立を目指す。また主要都市では500米ごとにバス停を設置し、乗り換え待ち時間5分以内を目標とした。バス業界の関係者は、「理想のバス普及台数を人口比で考えるなら、ほとんどの都市で大幅に不足している」と述べ、全国でバスの販売台数が大幅に増えると期待を寄せる。(香港ポスト