ベトナム・付加価値税インボイスの発行に関するOfficial Letterを発行

税務総局はクワン・ガイ(QUANG NGAI)税務局の2012年3月22日付けOfficial Letter No.691/CT-KTTR2及び鉄鋼構造DAI DUNG中部株式会社の付加価値税に関する政策である2012年2月23日付けOfficial Letter No.02-12/DDCMT-CV、2012年3月28日付けOfficial Letter No.07-12/DDCMT-CVを受領した。財務省に報告した後、税務局は以下のように意見を述べた。

1.インプット付加価値税の控除条件

財務省の付加価値税の控除条件に関する2008年12月26日付けCircular No.129/2008/TT-BTC第B編第III節第1.3号及び同省の2008年12月26日付けCircular No.06/2012/TT-BTC第15条第2項第c号に次のガイダンスがある。

“c) 2,000万ベトナムドン以上の後払い、分割払いの商品、サービスに対して、企業は書面の商品・サービス購入契約、VATインボイス及び銀行振込証明書に基づき、インプット付加価値税を控除し、支払期限をインボイスまたは購入証書のメモ記入用の欄に明記する。契約規定支払期限の前にて、銀行振込証書がない場合でも、企業はインプット付加価値税を控除できる。”

上記に従い、鉄鋼構造DAI DUNG中部株式会社が2,000万ドン以上の商品・サービスを分割払いで購入する場合、書面の商品・サービス購入契約、VATインボイス及び銀行振込証明書に基づき、インプット付加価値税を控除し、支払期限をインボイスまたは購入証書のメモ欄に明記する。

2. 付加価値税の控除

財務省の財政難に陥る企業への付加価値税減免に関するガイダンスである2009年1月22日付けCircular No.13/2009/TT-BTC第1条第3.a項に以下の記載がある。

“3.　生産用の工業用製品（消費用工業製品は除く）：
a)　次の設備、機械：発電機、フライス、旋盤、ロール成形機、タレットパンチ、プレス、時計設備等、部品組立設備、電力計、50KVA以上の電圧安定器、水力計、ガーダー構造、倉庫の骨組及びその他の金属フレーム、運送道具、上記の製品の各種パーツまたは金属完成品。”
上記のガイダンスに基づき、クワン・ガイ税務局には以下の内容を明確に確認するよう要請する。

2009年2月1日から2009年12月31日まで、鉄鋼構造DAI DUNG中部株式会社が顧客にフルセット方式で鉄鋼フレームの生産及び建設サービスを提供する場合、販売した鉄鋼フレームの税率はフルセット方式販売の税率5%（10%x50%)となる。

3. 付加価値税の控除

財務省の2008年12月26日付けCircular No.129/2008/TT-BTC第B編第III節第1.2号には以下の記載がある。

“ a)　アウトプット付加価値税とは、VATインボイスに記載される販売商品・サービスの付加価値税の合計である。
b)　インプット付加価値税とは、VATインボイスに記載される購入商品・サービス（固定資産含み）の付加価値税の合計である。”

Circular No.129/2008/TT-BTC第B編第IV節に以下のガイダンスがある。

“企業は控除方式で納税する場合、商品・サービスを販売する際はVATインボイスを使用しなければならない。”

財務省の2002年12月30日付けCircular No.120/2002/TT-BTC第B編第IV節第1号には以下のガイダンスがある。

“1.1　企業、個人経営者は商品・サービスを販売する際は顧客に法定のインボイスを発行しなければならない。インボイス発行時：インボイスは商品・サービスを販売すると同時にインボイスを法定に従い発行しなければならない。”

財務省発行の商品・サービス販売インボイスに関する2010年9月28日付けCircular153/2010/TT-BTC第14条第2項には以下のガイダンスがある。

“建設、組立のインボイス発行日は、料金の回収状況と関係なく着工の進捗状況に応じて、最後は組立完成後の引渡し日となる。
引渡しが複数回で行われる場合は、一回の引渡しにつき該当のインボイスを発行しなければならない。”
クワン・ガイ税務局の2012年3月22日付けOfficial Letter No.691/CT-KTTr2及び鉄鋼構造DAI DUNG中部株式会社の2012年3月28日付けOfficial Letter No.07-12/DDCMT-CVによると、同社はロンアン省（Long An）機械ハイテックDAIDUNGII株式会社と工場の倉庫鉄鋼フレーム建設に関する契約を結んでいる。ロンアン省機械ハイテックDAIDUNGII株式会社は個別の引渡し時に該当のインボイスの発行をせず、建設完成の時に鉄鋼構造DAI DUNG中部株式会社にインボイスを発行し、アウトプット付加価値税を申告し、納税した。

上記の諸規定に基づき、ロンアン省機械ハイテックDAIDUNGII株式会社は控除方式に納税する対象であり、倉庫鉄鋼フレーム建設契約を結んでいるので、VATインボイスを使用しなければならない。

インボイスは建物の引渡し直後に発行しなければならない。ロンアン省機械ハイテックDAIDUNGII株式会社は引渡し直後にインボイスを発行せず、倉庫鉄鋼フレームの建設を完了した後、インボイスを発行し、アウトプット付加価値税を納税したので、インボイスの印刷、発行、管理に関する2002年11月7日付けDecree No.89/2002/ND-CPに従い、処罰される。

クワンガイ税務局は規定及び鉄鋼構造DAI DUNG中部株式会社の実況に基づいて、上記のインボイスに対し同社に控除の仕方を案内するよう要請する。

鉄鋼構造DAI DUNG中部株式会社及びロンアン省機械ハイテックDAIDUNGII株式会社は商品の売買及びインボイスの発行時点に関する正確性に対し責任を負う。（原文）