
香港
中国アジア法令Q&A
[Q&A] フリーランス収入の香港での納税について
Q. 現在日本でフリーランスで仕事をしております。
来月より香港へ移住することになったのですが、今後も現在の仕事(日本の企業からの請負)を続けたいと考えております。
この場合、家族ビザで現在の仕事を続けることに問題はないのでしょうか。
また所得税は日本では源泉徴収され、香港でも申請が必要になるのでしょうか。
香港ではいくら以上の収入の場合、申告が必要になるのでしょうか。
記事の内容は、法規定の変更などにより、現在の状況と異なっている場合がありますのでご留意ください。
A. 目下配偶者ビザでも就業が可能かと存じます(法律が急遽改正される可能性あり)が、
フリーランスの方が執筆や翻訳その他のサービスを香港内で行われる場合、その役務提供している場所に源泉があるため、香港での申告は必要となります。
また、日本での源泉課税については、日本の所得税法によって課税されますので、日本からの依頼である限り免れませんし、香港では、
役務提供の源泉は香港にあるとして、課税対象となり、その上日本と租税協定が確立していないため、税額控除その他をとることはできません。
海外の所得税に係る税額は、経費性すら認めないとされているので、現状上記の場合は、日本で源泉課税された後の金額を香港にて申告納税する形となり、二重課税が発生することとなります。
租税条約のない現時点で有効な対策はほとんどありません。
あわせて読みたいSEE ALSO


香港・2024年税務(改正)(多国籍企業グループに対するミニマム課税)条例草案が官報に掲載

香港が暗号資産の申告に係るフレームワークの導入を約束

香港・2024年税務(改正)(生殖補助医療への支出に係る所得控除)条例草案が官報に掲載

香港・賃貸物件の原状回復に係る所得控除並びに建物及び構築物に関する損金算入
