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中国本土では「新型インフルエンザ(A型H1N1)の予防に効果がある」といったうわさが広まった漢方薬材や食品の価格が次々と高騰している。4日付『りんご日報』によれば、過去数週間にちまたで板藍根や八角、スイカズラ、ニンニクがインフル予防に効果があるとうわさされるようになり、次々と値を上げた。さらにここ数日で唐辛子の値段が同様の理由から通常より50%高騰。ある主婦は「特売の羊が1斤(約500グラム)20元なのに干し唐辛子が斤当たり二十数元もする。肉より高い」と憤慨した様子で語ったという。生薬の板藍根やスイカズラには解熱作用が、八角にはタミフルの主原料となるシキミ酸が含まれることから、価格は前年比で数倍上昇。また、ニンニクと唐辛子は今年生産量が激減したことも供給不足と価格高騰の一因となっているが、一部では卸商などが値をつり上げているとも伝えられる。(香港ポスト)